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「アロマテラピーは医療ではありません」

来週開催するハンドトリートメント講座で使用する遮光瓶を

以前も利用したネットショップで発注しました。

そして届いた遮光瓶が入っていた箱に封入されていた一枚の紙。

はっとしました。

以前このショップで購入したときに

このような紙は入っていたかしら…

アロマセラピストの仲間が

「精油の原液飲用、塗布についてのシェア会」というグループを

FBに立ち上げてくれたのが先月。

精油の原液飲用塗布を推奨しているブランドがあることは知っていました。

現状を知りたく、また私が知っていることもシェアさせてもらいたく

参加しています。

そして

参加者の方々がシェアしてくださった情報から

日本全国、各地方で、南は石垣島までも

「精油は服用できるもの、原液で塗布できるもの」認識が広がっている…

というとても危険な状況を知ることができました。

誤った、そしてとても危険な認識が

なぜここまで広がっていったのでしょうか?

ネットワークビジネスによる精油の販売。

限られた人間関係による精油の販売方法により

その精油の使用方法の紹介として

精油は服用飲用、原液塗布を有効な利用手段として紹介されている

現実があります。

精油の正しい知識、正しい使い方を伝えて

品質のよいものを提供しているのであれば

精油を手にするショップが身近にない場合、

精油の匂いを感じ品質を確かめられるという点で

ネットワーックビジネスは

利用者にとってはありがたい販売方法。

利用者本人が納得しているのなら…

一方、販売されているディストリビューターの方々の

精油の紹介方法や立ち位置も

さまざまであり限定して考えるべきではないと思います。

でもここで

一番問題にしなければ…と感じているのは

会社が発信している精油の情報。

長く読みづらくありますが

あるブランドのHPにあった分を載せてみますね。

「塗布はエッセンシャルオイルの利用に非常に適した方法です。なぜなら、エッセンシャルオイルは分子量が小さく、溶解しやすい脂質のため、皮膚に簡単に浸透しやすいからです。 エッセンシャルオイルは皮膚にすぐ吸収されますが、さらに吸収を増やす方法が多くあります。簡単なマッサージに使用すると、塗布した部分の血流が良くなり、徐々に体内にエッセンシャルオイルが運ばれます。乾燥してカサカサした肌に塗布する場合は、キャリアオイルを使うことで保湿を助け、エッセンシャルオイルの蒸発を遅らせながら、吸収を高めてくれます。 皮膚への刺激を抑えたい場合や、敏感肌やお子様の肌への使用、初めて使用するオイルの塗布には、ドテラ ココナッツオイルのようなキャリアオイルでエッセンシャルオイルを薄めて使用するのが望ましいです。おすすめの希釈量は、ココナッツオイル3滴につきエッセンシャルオイル1滴です。

と記載しています。

紛らわしいのですが

エッセンシャルオイルとは精油のこと。

原液で精油を塗布することが利用方法として一番目。

敏感肌の方や子どもに対しては

ココナッツオイルの1滴が何mmになるか分かりませんが

この会社のおすすめの希釈量は大体30%になるのでしょうか…

また、こちらのブランド独自の施術方法として

一回に何十滴もの精油を原液塗布することを推奨しています。

原液の服用については

「摂取」という言葉で推奨しています。

原液塗布が引き起こす皮膚刺激による感作性やアレルギー、

飲用服用によって引き起こす臓器損傷などの危険性が想像されます。

実際に事故が起きているのではないかと考えると…

胸がどきどきしてきます。

アロマテラピーは医療行為、治療行為ではありません。

ですが、自然療法の一つとして

また、代替療法の一つとして

ホリスティックな観点から健やかな生活を送るために

アロマテラピーは

今後おおきな力が認められる可能性がある局面にあると思っています。

そのためには

精油を正しい知識をもって安全に使用していくことが

とても必要。

それがこれからの日本のアロマテラピーの発展につながると思っています。

アロマテラピーの資材を扱っているネットショップ。

ネットワークビジネスのディストリビューターは

ワークショップを開いて精油の販促をします。

その実態に危険性を感じているからこそ

ショップ側でも

注意喚起の紙を発送品に封入するようになったのではないか…

と思われました。

「私は原液塗布するアロマテラピー(といっていいのか?)とは

立場を隔するから関係ない。」

と思っていましたが

現状では呑気に構えていられないよう…

ひとりひとりが発信していくことが

安心安全な日本のアロマテラピーの未来を守っていくこと。

と思いこの記事をあげました。

(封入されていた紙の裏面)

また、あるブランドのHPを見ていたら

不純物のない良質な精油であるから副作用を起こさない…

とありました。

もしかしてそれは精油ではないのではないか?

と思ってしまいました。

良質であっても、自然由来の精油であれば副作用がある危険性を必ず含んでいます。

低温圧搾法によるレモン、ベルガモット、グレープフルーツには

光毒性があります。

また、ケトン類をおおく含む精油を継続的に使用した際には

肝臓、内臓をきずつけるおそれもあります。

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