北海道の植物に導かれて…
北海道はわたしが生まれ、幼少期に育った場所でもあります。
小学校のころは夏休みに祖父母の家に滞在した
たくさんの思い出のあるところ…
どこにいても夏には草の甘い匂いが胸に入ってくる…
こころの奥の奥にある帰りたい…
という思いに蓋をしている心のふるさとです。
でも、今回の「さとがえり」は格別!
セラピスト仲間の淳子さんが
植物好きのわたしたちが関心があるようなところに
事前に何度も足を運んで調べてくださって
足を伸ばせられるられる札幌近郊で
一斉に花ひらいている場所に連れていってくださいました。
2日目は国営滝野すずらん公園~芸術の森。
3日目。帰京まえの午前中に訪れた北大植物園。
生命の力強さ、そして美しさを
あますところなく見せてくれた植物たち。
東京にいると空ばかり見上げて歩いている私。
でも札幌では
足元に咲く花々に目がとまり、空を見た記憶がありません…
東京で感じられる自然は空模様だけだからなのか…
札幌では、歩くほどに目にとまる足元の自然。
祖父母のお墓参りと従妹に会うために
みんなより一日早く札幌に向いました。
集合するまでの間、札幌駅西口近く北大界隈を散歩してきました。
目にとまるのは歩道に咲き乱れる花々。
そして庭先に咲く花の可愛らしさ。
愛情が注がれ大切に育てられているのが感じられます。
電柱の足元のすぎなさえ愛おしく珍しく…
祖母が庭を可愛がってたくさんの花を植えていた記憶が甦りました。
いまはナスタチウムとおしゃれな名前だけど
祖母の庭にはキンセンカがたくさん咲いて明るく照らしていたこと。
花を愛でるのは寒い北海道ではその季節が特別なものだからなのでしょうか?
淳子さんから伺ってはっとしたのは
北海道では花がいっせいに開く。
桜も梅もレンギョウも一緒。
という言葉。
長く暗く厳しい寒さの冬があるからこその
生命の輝き。
でも、それはどの季節でも、どの姿でも美しいはず。
つぎに訪れる時は秋…
植物たち、自然とどのような形で出会えるのか…
と欲張りなことを夢見ています…
今回の「里帰り」は
コーディネートしてくださった淳子さんのおかげで
植物や自然との向き合いかたなど
人としてアロマセラピストとしての立ち位置を
あらためて見つめる機会となりました。
ふるさとで経験できた貴重な出会い。
ポリネーターとしてのミツバチ。
自宅のベランダや庭で
農薬を使わない花を育てることで
ミツバチを守っていくことの助けになると
尾形さんから伺いました。
庭は自分たちが楽しむものだけでなく
ポリネーターたちにも心地よいものにすることを
こころがけるだけで
地球の仲間と共生していく実感ができそう♪
東京にいて
そんな風にふるさとを感じて暮らしていけるのは
わたしにとってはとても特別なものになりました。
淳子さんに心から感謝です。
淳子さんは札幌でアロマセラピスト、インストラクターだけでなく
保育士の経験を活かされて
子育ての支援講座も開かれていらっしゃいます。
ご自宅サロンあとりえ柚子香はとても素敵で
近くだったら通いたいほど…♪
優しい温かな視点でのブログも発信されています。